後遺症
虫垂炎の内視鏡手術をした小学女子です。
手術は1時間半で無事に終わったそうですが
数日してから歩けなくなり、
立つ事も出来無くなりました。
再度入院し、X線やMRIを撮るも異常なし。
こんな事は今までないとのことで
心因性のものと心理士を交えてカウンセリング、
今度、小児診療科に紹介する予定とのこと。
2週間以上経ち、うちに来院、
やっと歩けるようにはなったんですが
生まれたての小鹿のように一歩一歩震える足取り。
右側の腹膜が損傷してて
左半身全部の膜系が緩み、
骨格系が歪みに歪んでいました。
腹膜、横隔膜、腸間膜、筋膜、骨間膜・・・
すべての膜はひとつらなりに繋がっているので
このような全身症状が起きます。
カイロプラクティックは
骨盤 左仙腸関節の内上方・AS
腰椎 右回旋・左側伸
頭蓋骨 左側頭骨の上方・上前方
側頭骨がものすごくズレているので
三半規管マイナスで
ふらつきも歩きにくさに関与しているのでしょう。
面白いのは
左手の有鈎骨・有頭骨の後方変位があったこと。
ここまで影響があるんですね。
左前腕の骨間膜は緊張してたので
橈骨体を外方に、
それぞれ何度も矯正しました。
SOTのブロックを最初は左だけ
後半はカテゴリー3の左PIで差し込み
脳脊髄液の流れを整えて行きます。
ズレは左ASなのに!
一筋縄ではいかないアンバランスを物語っています。
後はちょいちょい気を流して
左前腕屈筋群20cm
おへその下25cm
左腓骨筋25cmのキネシオテープ、
右前腕伸筋群にスパイラルテープ5枚
左内果回りにピップエレキバン3枚
左ふくらはぎにサロンパス3枚貼りました。
何度か歩いては微調整を繰り返し、
最後はスタスタ歩けるようになったところです。
その後、連絡があり
普通に歩けるようになったそうです。